【おすすめ本】発達障害&自閉症スペクトラム本を10冊読んだので総レビュー

ASD

いつか、どなたかの理解促進のつながれば。

しっかりと一つ一つの本を引用したいところですが、少し荒い形で、頭に残ったことをメモ。

▪️発達障害の別名候補

発達マイノリティ 非定型発達 発達アンバランス症候群

多くの著書で、発達”障害 “の語印の弊害を指摘している。

【精神科は今日もやりたい放題】という本では、著者が発達障害という言葉を広めて不安を煽ったのは私だ、と吐露。(一理あるけれども、好きな本ではなかった。根拠が薄く、著者の個人的な意見が多い)

発達障害という言葉が生まれたのは20世紀になってからで、歴史的に見れば異常事態。障害ではなく、個性の一つ、むしろ才能のかたまりだよと論ずる本もある。※【隠れアスペルガーという才能】【発達障害は最強の武器である】

私個人としては、ではこうした発達障害全面肯定派の意見を聞いても、具体的な解決策や人生の切り開き方のヒントになるわけではないので、好きではなかった。タイトルありきの編集者と一緒に売れる本を作りたい願望がひしひしと伝わってきてしまった。

発達障害という言葉とその症例の認知を大きく世間に広め、議論を読んだNHNスペシャル番組に起因する本【発達障害を生きる】は非発達障害の方向けの良書だった。否定でも肯定でもなく、淡々と事例を紹介。多様性の受容という面で、一歩前に進めた本。専門医師の監修もあり、世間に問う形の本だった。

【私ってセロ弾きのゴーシュかも?】は、発達障害を昔話から分析する面白い視点の本。昔話の主人公がもし現代にいたとしたら、きっと発達障害認定されちゃうでしょう、という暗のメッセージを込めて、現代の発達障害ブームを皮肉っている。視点が面白い。過去の偉人(ガウディ、織田信長、坂本龍馬、などなどなど)が現代に生きていたら発達障害だよという言説は多くの本や記事で見てきたけれど、昔話や童話から自閉症スペクトラムを分析するという視点、最高に面白かった。

とってもオススメしたいのは、結果的にはタイトルに「発達障害」とつかない本でした。【暗闇でも走る】と【自閉症の脳を読み解く】です。



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【自閉症の脳を読み解く】 も名著でした。さすが、訳されている外国の本には名著が多い。

分析メインかと思いきや、かなりのメッセージ性が込められている。著者の言いたいことを感じ取ると、こういうことだ。(自己解釈)

自閉症とかASDとかアスペルガーとか発達障害とか、うだうだうるせーよ!とにかく、人生を豊かにするために、できることに集中しろよ!得意なことで人に貢献しろよ!自信なくしてんじゃねーよ!どんな診断だろーと、お前に出来ることがあるだろーが!誰にだって長所と短所があんだよ、人類に平等に。自閉症スペクトラムの人間には自閉症スペクトラムの強みがあんだよ、活かせよそれを!活かせるようになるまで動けよ!抗えよ!

いや、最後は少し強引な解釈でしたが、タイトルに似合わず、とてもネガ→ポジ変換させてくれる書籍でした。名著です。

ちなみに、医学的には「自閉症」は既に「自閉症スペクトラム症」に名称変更されています。いい本です。

この2冊は、実際の発達障害と言われる方が書いた書籍ですが、言葉に囚われることなく、とにかく「できることを探そうよ」という読み手へのメッセージがある。どんなに専門的な知識を書かれても、どんなに医学的な違いを知っても、結局のところ自分が変わることなんてない。世間からの呼ばれ方を気にしているのであれば、その前に「その子」または「自分」を見つめてごらん。診断名だけでその子が分かる訳ないでしょう。その子ができること、できないこと、好きなこと、嫌いなこと、興味の対象、そういった部分を見てあげてごらん。

おそらく、それが人生の質を上げる一番の方法なんだと思う。自分の言葉で、

「僕はこれが苦手だけど、これならできる」

「私は医学的にはこういう診断名だけれど、この才能を伸ばしてこう生きたい」

そんな意思が本人から出るようにすること。

そして、その意志は必ず報われること。診断名に囚われて自分を、子供を記号化させてはいけない。

上記2冊からは、そんなメッセージを感じました。


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