想像力という人間の武器~ドラゴンボール作者 鳥山明さんから学ぶ~

雑記

今回は、ドラコンボールの作者の鳥山明さんから学んだことを綴ります。

誤解を招くことを承知で言うと、悟空は、世間からすれば「発達障害者」的な要素を持っている。

定職につけず、妻のチチに「働くだ!」と言われ、スーツを着る。しかし、体格も合わず、着心地も悪く、スーツの長袖部分を切って家を出てしまう。実社会なら「破天荒」な人だ。地球は救うけれど。

少し、鳥山明さんのwikiを開いてみる。

僕が知っているのは、ドラコンボールとアラレちゃんの著者、そしてドラゴンクエストのキャラクター作者だという情報くらいだ。

以下、wikiからの記載。

長いので、大切な部分は太字加工しました。

家は貧しかったが両親ともにのんびり屋の性格で、夕食代にも事欠く時でも代わりにと2人でワルツを踊るような人だった。鳥山自身は絵を描くことが好きで、欲しいものが手に入らなかった場合は絵に描いていたり、腹を空かせながら漫画を描くのを唯一の楽しみにしていた。よく悪戯をしていて、父親に怒られていた。

尊敬していた漫画家は手塚治虫とウォルト・ディズニーで、『鉄腕アトム』に登場するロボットを毎日いたずら描きしていた。一番影響を受けたのはディズニーアニメであり『101匹わんちゃん大行進』にディフォルメの影響を受けて毎日模写をしていた

高校を卒業した1974年、絵を描く仕事に就きたいと思い地元の広告関係のデザイン会社にデザイナーとして就職したが、平然と遅刻を繰り返したりレタリング作業が仕事のメインになり嫌気が差して約2年半ほど経った1977年1月に退職。

退職後1年間はアルバイトでイラストを手掛けていたが、その後は遊ぶ金もなく途方に暮れていたある日、喫茶店で偶然手に取った『週刊少年マガジン』で、新人賞の作品募集の記事を見つける。入賞すると賞金50万円が手に入ることを知り、23歳にして初めて漫画を描き始めた

鳥山は厳しくネームのボツ(不採用)を出す鳥嶋のもとで懸命に修行することになる。この間のボツ原稿の総量は、1年で500ページにも及んだ。

編集者に促されて描いた1979年の読み切り作品『ギャル刑事トマト』は、鳥山が本来苦手とする女性を主人公とした作品だったが、評判が良かったため『週刊少年ジャンプ』での掲載が決まった。

1980年(25才)に『Dr.スランプ』の連載を開始。1981年より『Dr.スランプ アラレちゃん』としてTVアニメ化され、最高視聴率36.9%を記録、歴代アニメ最高視聴率で3位になる

1984年8月(29才)に『Dr.スランプ』の連載を終了。同年11月に『ドラゴンボール』の連載を開始する。当初は西遊記に格闘漫画の要素を加えた、孫悟空という少年の冒険譚であり、アンケートで反響も無く人気は低迷していたが、格闘大会天下一武道会で人気が出たのをきっかけに、次々に登場する強敵・難敵との戦闘をメインに据えたシリアスな物語となることで人気を獲得

ドラゴンクエストシリーズ』のキャラクター、モンスターデザインを1986年(31才)の第1作『ドラゴンクエスト』から担当している。キャラクターデザインは楽しくもキツい仕事であるといい、最初はなんでもない雑魚キャラクターを自由にデザインをしていたが、回を重ねていく内に個人的にあまり興味のない健全なメインキャラクターのデザインが多くなり、ある程度の時代設定や細かく指定されるデザイン設定のため自由に書かせてもらえなくなり、今は騙し騙しで描いているという。

精神的にも肉体的にもハードな連載になったため、長期連載を辞めることを決断。1995年(40才)の『ドラゴンボール』の連載終了

2013年3月30日(58才)には鳥山が初めてアニメシリーズに脚本から深く関わった『ドラゴンボールZ 神と神』が公開。2015年4月18日にはその続編となる『ドラゴンボールZ 復活の「F」』が公開され、こちらでは単独で脚本を務めている。また、2015年7月から放送の『ドラゴンボール超』において、ストーリー&キャラクター原案を担当する。

インタビュー発言
僕はへそまがりなうえに孤独好きで人付き合いの悪い部分は、職業的にプラス部分もあったりするので反省はしませんが、人間的にはどうなんでしょう」

「流行に乗るな、とまでは言いませんが、わしの作品について来い!なんていうぐらいの流れに逆らう根性とセンスと個性は、できれば身につけてほしいですね」

話作りについてもともと先の展開をじっくりと考えて描くタイプではなく、『ドラゴンボール』では行き当たりばったりで描いていたことが多いとのこと。鳥山自身、自分でもどうなっていくのかわからなくて、なかなかドキドキわくわくして描けて悪くないという。また、悟空が大猿に変身したりサイヤ人だったと設定は当初まったく考えておらず、こういう辻褄合わせは上手いと語っている。

「普通はこう考えるところを逆手にとって面白くできないか」と考えており、へそ曲がりな性格から「天下一武道会で悟空が優勝するんでしょう」と周りに言われてなかなか優勝させなかったり「ベジータを殺さないで」というファンの意見を聞いてワザと殺したりすることもある。また、『ドラゴンボール』連載初期でも「戦いの場面を増やせば受けるということは分かっていたが、天邪鬼な性格だからシャクに障る」と、すぐに戦いのほうにシフトはしなかった。

人付き合いが苦手だと公言しており、家族と気の合う友人、信頼できる仕事仲間以外の人物とは積極的に会いたいとは思わないと語っている。田舎在住であるのも同じ理由からとのこと

会社勤めを辞めた後、『週刊少年ジャンプ』の新人賞に応募したのも煙草代が欲しい一心からだったと語っている。当時の愛飲銘柄はキャスター。

ここまでが鳥山明さん自身のwiki の引用。

更に、僕が注目したのはここ。以下の記載。

【交流した人物】
棚園正一
不登校だった13歳の時に自立支援組織から来ていた家庭教師の協力で鳥山明と対面した[117]。棚園は、その実体験を基にした漫画『学校へ行けない僕と9人の先生』を連載。同作品コミックス(2015年2月27日発売)に鳥山明寄稿による1600字超のコメントが収録されている。また鳥山と棚園は「作品をより面白い漫画にするためには」と言った話し合いを年5回程度のペースで続けている[118]。

棚園正一さんのインタビュー記事を見つけた。書きながら、新しい発見。これだから自由に書くのは面白い。

鳥山先生とお会いして教わったのは、「漫画家になろう」というよりも「漫画を描き続けよう」ということです。

漫画家って、連載していなかったらただの無職の人なので、確かに商業誌に掲載され続けるのは重要ですが、プロとかアマチュアとか、デビューがどうとかじゃなく、とにかく作品を描き続けることが大切なんだと思いました。

鳥山さんに絵などを見てもらって褒められて、一番うれしかったことは?

棚園 「自分の世界があるね」って言われたことでしょうか。ただ、どちらかといえば、褒められる内容というよりも、漫画を描いて、それを見せてっていう一連の流れが、僕の生きる世界だという感じがして、それがすごくうれしかったです。家でも学校でもなく、漫画を描いて見てもらうっていうのが新しい1つの世界で「あぁ、生きていける」って、おおげさでなく思った記憶があります。

当時の自分がこの作品を読んだら、「僕は特別じゃなくて普通だったんだ」って安心できる作品になっているので、同じような境遇にある子どもや親御さんにも読んでいただいて、「それは特別なことではない、こういう子どもでも大丈夫なんだ」って安心してもらえたら嬉しいです。

 それでは最後に、この作品を必要としているであろう、同じように思い悩む読者に向けて何かメッセージなどあればお願いします。

棚園何か自分が楽しいと思える、好きなことを見つけて、とにかくそれを続けてほしいと思います。僕の場合それが漫画でした。好きなことを続けるって、楽しいだけじゃなくてつらいこと、大変なことも必ずあります。でも、成功するためじゃなくて、自分がより楽しく生きるための勉強なんだと思うと、そのつらさや大変さの意味がいつか分かってくると思うんです。そのためにはやっぱり続けること。そう考えると、人生は結構楽しいなと思えてきますので。

―― どうもありがとうございました。『学校へ行けない僕と9人の先生』のこの後の展開も楽しみにしています。


鳥山明さんの「ドラゴンボール」は、鳥山明さんの心から書きたい作品だったかというと、100%そうではなかった。プロットは編集者の意向、読者の意向があった。

今私が見ているドラコンボールスーパーは、原案が鳥山明さんです。プロットは全部鳥山さん。40才にして終えた作品を、次は自分の想像力だけで書いている。

貧乏な頃に想像力で書き始めた絵。絵の中では、自分の願うものが出てきた。

就職するも、肌に合わずに辞めてしまった。
タバコを買うお金もなくなり、50万円の賞金欲しさにマンガを投稿。才能を見いだしてくれた編集者と出会い、下積み。Dr スランプとドラコンボールが大ヒットした裏で、体力的精神的に限界に。

世間的には空白のような18年後、58才にして脚本から本格的にアニメに関わる。今、私が見ているドラコンボールスーパーは、大ヒットしているかというと、そうでもないかもしれない。それでも、鳥山明さんはとても楽しそうだ。

今、僕が見ているドラコンボールスーパーでは、クリリンが「強くなりたい」と修行をしている。
あの、フリーザにやられ、悟空と大きな差をつけられたクリリンが娘に「お父さん、強くないの?」と言われたことがきっかけだ。

こんなの、文学だ。

ドラコンボールスーパーは、子供受けはしないかもしれない。描くテーマが、「人間の愚かさ」「正義とは」「強さとは」「人のもつモンスター性」など、かつての格闘マンガとは一味違う。60才の熟成した鳥山明さん(なんだか上から目線のようで申し訳ありません)から、学ぶことが多い。

さあ、想像力の世界を生きた後は、現実世界の力に変えて、明日も生きていこう。想像力という人間の武器を携えて。

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