ASD(自閉症スペクトラム)wikipediaを理解する。vol.2

ASD

前回まではコチラ↓

ASD(自閉症スペクトラム)wikipediaを理解する。vol.1


前回の補足を少し記載します。

自閉症スペクトラム障害(じへいしょうスペクトラムしょうがい、英語:Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)

ここの、disorderに注目です。

発達障害wikipediaを読み解くvol.1
上記記事で読みといてみた、発達障害。

発達障害(はったつしょうがい、英: Developmental disability、DD)は、身体や、学習、言語、行動において一連の症状を持つ状態で、症状は発達中に発見され、通常は生涯にわたって持続する障害の総称である。

同じ「障害」という日本ですが、ASDの自閉症スペクトラム「障害」と発達「障害」は少し意味が異なります。ニュアンスが違う。

自閉症スペクトラム障害(じへいしょうスペクトラムしょうがい、英語:Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)、あるいは自閉スペクトラム症

太字にした通り、disabilityとdisorderは意味が違う。disabilityは本来できるはずの何かができないこと。disorderは「乱れていること」のようなニュアンスです。

何が言いたいかと言うと、ASDのDは障害と訳されたのは、多少の誤訳という見方ができます。その為、単に「自閉症スペクトラム症」と言われることもある。

すごく大切な部分だと思いましたので、明記しておきます。

それでは、解釈vol2に入ります。

このラインより上のエリアが無料で表示されます

【診断編】
典型的には生後2年以内に明らかになる。生後18か月以内でも一つも言葉を喋らない場合、ASDの懸念を持つであろう。

典型的=一般的によくある、という意味
一般論としては、生後2年で明らかに。

大人になってから明らかになるのは、一般的ではないそうです。

次へ行きます。

狭義の古典的な自閉症、DSM-IVにおける自閉症性障害、は明白であるが、言語障害のないアスペルガー障害が自閉症スペクトラム障害に含まれることとなり、受け入れるべき個人差までもが診断されうる状況となっている。

一文が長いのを、少し校正し、分解。

狭義の古典的な自閉症(=DSM-IVにおける自閉症性障害)の診断方法は明白である。

だが、(これだと)「言語障害のないアスペルガー障害」も自閉症スペクトラム障害に含まれることとなってしまう。

そのため、「受け入れるべき個人差」(許容できる自閉性な気質)までもが診断されうる状況となっている。(=誤診もあるんだよ)

僕はこう読み取りました。原文からはこの解釈とここではします。

次へ参ります。

DSM-5における診断基準(抜粋)

1 相互の対人的・情緒関係の欠如。
2 対人的相互反応で非言語的コミュニケーションを用いることの欠如。
3 人間関係を発展させ、維持し、理解することの欠如。

該当すれば特定せよ

▪知的障害を伴う、または伴わない

▪言語障害を伴う、または伴わない

▪緊張病を伴う

おそらく、英語版wikiから訳されて書かれている可能性があります。とすると、汲み取るのは困難なので、一度飛ばします。

評価尺度には、自閉症診断観察尺度汎用版(ADOS-G)、自閉症診断面接改訂版(ADI-R)などがある。学習障害のない成人の診断には、NICEはAQ-10の使用を提案している。

ここの理解は、診断ツールがありますよ、という理解で十分。

【鑑別疾患編】
鑑別疾患=区別(鑑別)をつけなければいけない、似たような特徴をもつ別の疾患のこと

奇妙さというだけでは個性であり正常であり必ずしも精神障害ではないため、診断には重度で持続的で著しい機能の低下を必要とする。
範囲の拡大により粗雑な診断を受けた半分の人々が、成長につれて自閉症スペクトラム障害の定義から外れていくが、間違って診断されれば傷跡が残されたように感じることもあり、そのようなリスクを考慮する。

大切なことが記載されている匂いがします。(うまく言いたい。。)

読み砕きます。

奇妙さというだけでは個性であり正常であり必ずしも精神障害ではないため、診断には重度で持続的で著しい機能の低下を必要とする。

ここの「著しい機能の低下」をクリックすると、「精神障害」のwikiへリンクが飛びます。

つまり、診断される為には、単に「内気」であるということだけでは十分ではない。
「何かしらの精神疾患が伴うこと」が診断に必要な条件だと。

範囲の拡大により粗雑な診断を受けた半分の人々が、成長につれて自閉症スペクトラム障害の定義から外れていくが、間違って診断されれば傷跡が残されたように感じることもあり、そのようなリスクを考慮する。

比較的わかりやすいです。
粗雑な診断で「ASD」認定をされた人がいる。その診断自体が当事者を傷つける。
成長するにつれ、時を経るにつれ本来の「ASD」診断がされない状態になることもあるよ、でもそれ(ASD診断されたという過去)が、いつまでも本人を苦しめるよ。
そうここでは言っています。

続けていきます。

社会コミュニケーション障害 – 社交不安障害では、会話や行動の症状は社交場面に限られる。

小児の統合失調症- 発症は遅めで妄想や幻覚がある。

行動障害を伴う知的障害 – 社会的な関りがあり、儀式的な行動はない。

言語症

先天性の聴覚障害

心理社会的剥奪(ネグレクト)

繰り返しですが、ここは【鑑別疾患編】
(鑑別疾患=区別(鑑別)をつけなければいけない、似たような特徴をもつ別の疾患のこと)の記載です。

ここに記載された障害または症状は、時に「ASD」ではないにも関わらず、「ASD」診断される恐れがあることをwikiは伝えています。

社交不安障害と自閉症スペクトラムは、イコールではない。

「社交不安障害」のwikiもありますが、とても興味深いものでした。引用はしませんが、わかりやすいです。コチラ

次へ参ります。

【管理編】

完治する治療法はない。早期に行動療法を行うことが最も予後が良い。薬物は中核的症状ではなく、周辺症状の管理に用いられる。

治療方法はなし。
薬治療を行うとは、例えば情緒不安定による精神安定剤などのこと。

英国国立医療技術評価機構(NICE)は、ASD中核症状の管理を目的として、抗てんかん薬、キレーション療法、食事療法、ビタミン・ミネラル投与、 オキシトシン、セクレチン、テストステロン、 高圧酸素療法、抗精神病薬を行ってはならない、また抗うつ薬を日常的に使用してはならないとしている。

ASDに対しては、他の例えばうつ病のような薬などは常用しちゃいけない。

私の場合、今は適応障害で精神安定剤を飲み初めて8ヶ月ほどになりますが、この適応障害が治ったら、残りのASDに対しては、精神安定剤の常用は卒業しなければいけない。これが、医学的見解。

ASDとは、生まれもった資質のようなものですから、この資質に対して、一生薬漬けにしてはいけない。

2018年にはオキシトシンを鼻にスプレーすることによってコミュニケーション能力を改善するという治験が開始される。

睡眠障害に対するメラトニンの使用は十分に研究されており、肯定的な効果がある。メラトニン、行動介入、親の教育は、睡眠障害の複数の側面に対して、ほかの薬物療法やほかの方法(ビタミン、アロマテラピー、マッサージ)よりも効果的であった。

オキシトシンと、メラトニン。気になります。
一部、抜粋。

オキシトシン
幸せホルモン」、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。
自閉症スペクトラム障害に対して、対人コミュニケーションや社会生活の困難さを軽減するような目的でオキシトシン経鼻剤を使うことについては、その安全性や有効性が検証されている途中の段階にあり、そのために現在、臨床試験などが行われている。したがって、効果があるかどうかも、安全かどうかも、まだ確認出来ていない状況にある。

不規則な生活や昼間、太陽光を浴びないような生活を続けるとメラトニンがうまく分泌されず、不眠症などの睡眠障害の原因となる。
メラトニンは睡眠と関係し、リラックスさせる作用があることが判った。

最近ではメラトニンが免疫系に効く、発ガンを抑える作用がある等、人体全体に関して大きな役割を果たしていることがわかってきている。

メラトニンのような人体の中にもともと存在するホルモンでは構造上の特許権を取れない[注 1]。そのため製薬会社にとっては大きな利益とは繋がらないことから、メラトニンが重要な物質であるのにもかかわらず、なかなか研究の対象として取り扱われないでいる。
アメリカではサプリメントとして購入できる。日本では禁止されている。

本筋はASD考察なので、ここまで。発達障害と同じく、研究途中なんですね。10年間の年月が経つと、このwikipediaも大きく変わると思われます。

心理社会的介入

UCLAロバースモデル

デンバー式早期療育

ペアレントトレーニング・アプローチ

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

行動療法(BT)

認知行動療法(CBT)

ニューロフィードバック

不眠症状の管理

TEACCH(英語版)

飛ばします。外国の研究です。
うつ病の場合は、森田式など、独自メソッドがあったりしますが、まだASDについての日本メソッドはない。

今日はここまでにします。
最終的な考察は残りの疫学編と歴史編(vol.3)を終えてから。

※仮に最後まで読んで頂いた方、私の解釈自体も、疑ってお読みください。自分の理解の過程が、いつかどなたかの「プラスとなる何か」につながればと書いております。

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