アスペルガーと診断されて家庭に平和が訪れた話

アスペルガー

目次

  1. 我が家の事件
  2. カサンドラ症候群とは
  3. 秀でているがゆえに行きにくいアスペルガー
  4. 検査が必要なアスペルガーとは?
  5. アスペルガーは遺伝するか?

我が家の事件

我が家でちょっとした事件があったので、思考の整理のために書いている。

うまく順序立てて書ければいいのだけれど、着地点は決まっていない。

母親が、最近おかしかった。

ついさっき母親と本心を聞いたが、少し驚いている。「私、カサンドラ症候群だと思うんだ。あなたの読んでいた『発達障害でうまくいく人、つまずく人』」という本を読んでいて(僕の書棚には何冊かある)、カサンドラ症候群に関する記載があった。読んでいて、まさに私のことだと思った。」

実は、今日、家族で晩御飯を食べている時に母親が泣いていた。姉が理由を聞いても、何も言わない。ちなみに、我が家では夫婦喧嘩が割りと多くある。何度も繰り返されてきたことだし、幼少期はかなり振り回された。

自分が家庭を持って、更に離婚も経験して、「夫婦喧嘩に対して子供がコントロールできることはない」と悟ってしまうようになってから、心を大きく乱すことがなくなった。今回も、その類のものだろう、そう思っていた。

しかし、夜中に母親が話し始めたものは、少し違っていた。

母「あなた(僕のこと)も、しっかりとした(発達障害の)診断をうけてみる?最終的には、お父さんも受けてみてほしいと思っているの」

僕「いっそ、家族全員で受けてみる?(笑)」

検査のメリットデメリットや議論中のテーマであることから、僕は慎重にならないと行けないと思った。安易にこのテーマで医院にかかってはいけない。まずは自分の頭で考えた方がいい。

母やどうやら、うちの家とこのテーマ(発達障害)は密接に関係しているかもしれないと思い出したようだ。

そのきっかけは、前述の本であり、母親はカサンドラ症候群のことを始めた知ったそうだ。

カサンドラ症候群については、僕は半年ほど前から知っていた。その本は読んでいたし、過去のブログでも書いたことがあった。

カサンドラ症候群とは

カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。

【概要】
アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じる[2]という仮説である。現在のDSM(精神障害の診断と統計マニュアル)その他には認められていない概念である。また、カサンドラ症候群の場合、夫婦間においてどちらか一方が悪く、どちらが正しいか、という問題ではないことに留意すべきである。

症状としては偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力などがある。近年、カサンドラ症候群を訴える者のブログも見られ、アスペルガー症候群の伴侶を持つ者の二次障害として問題となっている。パートナーが(診断の有無にかかわらず)アスペルガー症候群の兆候を示すカップルは、日常生活においてさまざまな問題にぶつかる。そんな人々を支援するための書籍やカウンセリングがますます必要とされ、夫婦間のケアの重要性が指摘されている。

夫との情緒的交流がうまくいかない妻は、何が何だか理由はわからないけれど苦しい、周囲は苦しんでいることを理解してくれないという二重の苦しみの状態にある。本人が問題の本質がわからないこと、周囲が問題の存在さえ理解してくれないこと、この二つの要素が現在のカサンドラを巡る問題の本質になっている。

上記はwikipedeaからの引用。

さて、どうしてこのタイミングでこのnoteを書いているかというと、母親の言葉が結構衝撃的だったからだ。

「「私、カサンドラ症候群だと思うんだ。あなたの読んでいた『発達障害でうまくいく人、つまずく人』」という本を読んでいて(僕の書棚には何冊かある)、カサンドラ症候群に関する記載があった。読んでいて、まさに私のことだと思った。そうしたら、やっと苦しみの正体がわかった気がして、ご飯を食べていてポロポロ泣けてきてしまったの」

これが、家族で御飯を食べている時の涙の理由だという。てっきり、いつもの夫婦喧嘩が原因だと思っていたら、少し系統が違うようだ。

やっと正体がわかった気がして、抑えていた感情の蓋が開いて、泣けてきたというのだ。

泣くというのは浄化作用を伴うもので、セラピーなどでも大泣きした後におてもオープンマインドになったりすることもある。自己治癒の一種だ。

お読みの方はお気付きの通り、この場合のアスペルガー症候群の当事者は「夫」、つまり僕の父親だ。御年61歳。

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「言語能力値」というのがある。これは、本が好きだったり、文章が上手かったり、目で見たものの記憶力が高かったり。受験システムと同じ。
一方で、間違っているかもしれないが「コミュニケーション能力」や「人の話を耳で聞いて指示通りにやる能力」「脳から体に指令を出し、上手く動作させる能力」など、言語力ではない「社会で必要な作業を司る能力」というのがある。これを「動作能力」と呼んでみる。
この二つの能力を仮に数値化できるとして、その能力値に差異が大きいほど、「発達障害」認定される。

秀でているがゆえに行きにくいアスペルガー

専門家ではないので、色々と表現の違いは他サイトや本に譲るが、「秀でているがゆえに生きにくい」という発達障害の苦しみがある。東大生に多かったり、仕事が出来る人も多い。有名な話では、アインシュタインやスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、楽天の三木谷社長、米津玄師さんなどだ。天才と発達障害にある通り、天才として広く知られた人物に発達障害の傾向があったことはよく知られている。(彼ら=発達障害者ともいえないのも、また話をわかりにくくしている。というのは、発達障害の定義はその特性ゆえに本人が問題を抱えていることでもあるからだ)

他の人の話はここでは詳細は書きたくないが、父親はADHD気質を持っている。これは間違いなくて、本人も認めている。仕事は職人気質の天才肌で、稼ぎは決して低くない。

一方で、母親はかれこれ15年ほど心療内科に通っている。現在進行形で、薬を飲まないと不安に襲われる。これ自体は、珍しい話ではない、と僕は思う。

「「私、カサンドラ症候群だと思うんだ。あなたの読んでいた『発達障害でうまくいく人、つまずく人』」という本を読んでいて、カサンドラ症候群に関する記載があった。読んでいて、まさに私のことだと思った。そうしたら、やっと苦しみの正体がわかった気がして、ご飯を食べていてポロポロ泣けてきてしまったの」

ここまで書いて、こんなプライベートなことを公開しようかどうか、非常に迷った。

現在進行形で起きていることで、よくあるハウツー本にもならない。というか自分で書いていて、議論の対象は自分なのか父親なのかそもそもわからないよ、とツッコミを入れたくなる。

このストーリーがどんな進展をするのか、僕自身がわからない。

検査が必要なアスペルガーとは?

個人的には、今、大人の発達障害がちょっとしたキーワード、バズワードになっているが、「発達”障害”」の語印には弊害が多いと思う。

だから、父親に検査は必要ないと僕は思う。

この議論を読んでいる「発達障害」という言葉について、社会の誰かと一緒に考えたい。書いたのは、そんな動機です。

また、何か思うことがあれば、書いていきます。

※追記

ASDタイプな人とHSPタイプな人、これ実は恋愛場面において惹かれあいやすい組み合わせなんだと思います。特に恋愛関係の初期〜中期場面では、お互いにとても魅力的に映ります。物事を常に論理的かつ客観的に捉え行動するタイプと、人の感情の機微を繊細に捉える気遣いのうまい人みたいな感じで、互いの足りないものを補い合うような状態が生まれやすい組み合わせと言えるかもしれません。

結構腑に落ちた。母親はHSP体質で、そんなに共感能力が高くて辛くないの?と思うほど。実際、辛いことも多いそうです。

ーーーーー2019年10月追記

アスペルガーは遺伝するか?

この後、正式に私は発達障害の検査を受け、二つの医院からアスペルガーの診断をもらいました。WAIS、母子手帳、幼少期の養育でASDとADHD、脳波からはASDです。

アスペルガーは遺伝子による部分が大きいです。よって、私の父もアスペルガー の可能性が高い。アスペルガーは父から息子に遺伝することが多いとどこかの本で読みました。

不思議な現象で、私の発達障害の診断により、母親のカサンドラが明るみに出ました。その後のお話ですが、正体がわかった故、対処もすることができ(相互理解が深まり)我が家はより平和になりました。大きな喧嘩をすることがほぼほぼ無くなったのです。少しばかり、この現象を客観的に見てみると、息子は自身を犠牲にして(発達障害の烙印をかぶって)、母親を助けたという見方もできます。息子と母親という関係において、無意識のうちに息子が母親にとってのヒーローになるということはよく起こる現象です。

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