wikipedia発達障害を読み解くvol.2

※前回の「発達障害wikipediaを読み解く。vol.1」の続編です。頭の整理、理解をしながら記載しました。

厚生労働省で開催された、2005年3月の第3回「発達障害者支援に係る検討会」では、定義について検討している。

約14年前に、「発達障害」という言葉の定義について議論したと。逆に言うと、14年前以前は定義について議論がしっかりされていなかったと。

日本の発達障害者支援法(2005年4月制定)によれば、第2条1項で『この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう』とされる。

2005年に発達障害者の支援法が制定。
政府によるものな訳だから、対象は「低年齢」(未成年のニュアンスかな)を支援対象とすると。
優先順位でしょうか。大人はまだ議論の外だ。
この「通常」が非常に気になる。ひとまずは、子供の発達障害から手をつけましょう。「範囲を絞らないと、議論が終わらない」様子が伺えます。

2項で発達障害者、18歳未満では発達障害児と定めている。

通知文が別途出ている。

「厚生労働省・文部科学省連名事務次官通知 17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号」では、『法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもののうち、ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)における「心理的発達の障害(F80-F89)」及び「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害(F90-F98)」に含まれる障害であること』としている。

はい、数字抜きます。

通知文が別途出ている。

「厚生労働省・文部科学」では、『法の対象となる障害は、脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもののうち、「心理的発達の障害」及び「小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害」に含まれる障害であること』としている。

削除したICDは、WHO、つまり世界基準に沿って発達障害者を支援しますよ、という法律な訳だ。

1980年代以降、知的障害のない発達障害が社会に認知されるようになった。知的障害が含まれる発達障害は法律上は知的障害扱いであるため、単に発達障害という場合は特に知的障害のないものを指すことがある。

発達障害者は知的障害者ではありませんよ、ということがある。と。この「ことがある」あたりが、まだまだ決まりきっていないことを匂わせる。

このうち、学習障害 (LD)、注意欠陥・多動性障害 (ADHD)、高機能広汎性発達障の3つについては、日本において「軽度発達障害」と称されてきた。この「軽度」とは「精神遅滞に該当しない」という意味だが、発達障害が軽度であると誤解を招いたため、現在では便宜的に「(軽度)発達障害」として分類することがある。なお、高機能広汎性発達障害(高機能PDD)や高機能自閉症という名称も存在するが、これらも知能が精神遅滞に該当しないという意味の「高機能」である。また、高機能自閉症の診断基準は明確ではなく、臨床においてはアスペルガー症候群と厳密に区別する必要はないとされている。

大事な一文です。四文字熟語が多いですが、多少の誤解や非難があることを承知で分かりやすくすると、「明らかに頭のおかしい人」でない発達障害は、「軽度発達障害者」と呼ばれ始めた。これが、1980年代以降だと。

更に、高機能自閉症という言葉の意味は、「精神発達の遅れ」がないという意味なだけで、機能が高い訳ではないですよ、と。

高機能自閉症の判断基準は明確ではない。

超大事な部分。明確ではないのであれば、なぜ「高機能自閉症」という言葉が生まれたのか?
判断できないものに名前をつけてしまった。

明確な判断は、精神科を標榜する精神科医の間でも大学でこの分野を学んでいないなどの理由で困難とされている。

この分野に詳しい精神科医が足りていない、と。

各都道府県や政令指定都市が設置する、発達相談支援施設で、生育歴などがわかる客観的な資料や、認知機能試験(IQ検査、心理検査等を含む)などを行って、複数人の相談員や心理判定員などが見立てとなる判断材料を出す形で、数少ない専門医師が判断し、どのような治療が必要か、SSTが必要かなどの材料を精神科医に提供する、というケースが多い。

ふむふむ。SSTがわからない。調べると、アメリカ発祥のソーシャルスキルトレーニング方法のこと。コミュニケーション能力をつけるメソッドっぽい。

ちなみに、目的語がないが、ここは「発達障害」の判断基準のこと(かな)

環境変化に弱く、環境への適応も苦手とされる。精神保健研究所の研究員は、「極論だが、発達障害のある子ども達は『日常的に災害のような事態』を経験しているようにも思える」という表現している。

環境変化に弱く、環境への適応も苦手。ここは共感できる。「自分の意志ではない環境の変化への適応」は本当に苦手。転勤は地獄だと感じた。回りの同期は、転勤が大きなストレスとは感じない人もいた。

【軽度発達障害編】
2000年頃からの日本において、「軽度発達障害」という概念が、「精神遅滞」「身体障害」を伴わない発達障害として杉山登志郎により提唱された 。

2000年、杉山さんというパイオニア医師がいたらしい。2000年の時点では、「軽度発達障害」は一人の医師により「提唱」されたものだと。

これは高機能広汎性発達障害(高機能PDD、アスペルガー症候群や高機能自閉症などを指す)、LD、ADHD等、知的障害を伴わない(すなわち総合的なIQが正常範囲内)疾患概念を指して使われる(ただし、ADHDについては、別途知的障害を併発するケースがある)。

高機能自閉症がしっかりと提唱されたのは、2000年以降だと。その時、僕は14才。小学校三年生。頭のいい、優等生だった。友達も作れた。

ここでいう「高機能」という語も、「軽度」という言葉同様、知的障害のないという意味でつかわれている。「軽度」と呼称される根拠は、「知能が比較的高い」ためである。

ここは繰り返しになる。説明不要。

厚生労働省はこの用語について、「世界保健機構 (WHO) のICD-10分類に存在しない」、「アメリカ精神医学会のDSM-V]に存在しない」ことを指摘し、「誰がどのような意図で使い始めたのか分からないまま広がった用語である」として注意を促している。

まさかの政府からのダメ出し。世界の基準、アメリカの基準にないから、注意しろ。と。
アメリカの基準も、どこかの医師が提唱して広まったことでできた基準のはずなんだけど。
(僕は政府に対して、不満らしい)

また、その語感から、「障害の程度が軽度である」と誤解されがちだが、上述の理由から、必ずしも障害自体が軽度とは限らない。

「上述の理由」とは、「知的障害がないこと」「知能指数が比較的高いこと」が「軽度」の意味であるため、必ずしも「障害(=何かができないこと)」の度合いが軽いっていうわけではないからね、と。

文部科学省も2007年、「『軽度発達障害』の表記は、その意味する範囲が必ずしも明確ではないこと等の理由から、今後は原則として使用しないと発表している。

杉山医師発案の「軽度発達障害」の提唱を政府が却下した、と。

【診断編】
子どもが期待される発達段階に達していない場合、発達障害を疑う事ができる。問診および遺伝子検査などが、鑑別疾患を除外するために行われる。

子供の発達障害の記載。期待させる発達段階とはなんなのだろう。まだわからない。

障害の程度は、発達年齢(developmental age)と実年齢との相違を基準として定量化することができる。このスコアはDQ (developmental quotient) として以下に定義される

おお、明確な定義があるらしい。

このラインより上のエリアが無料で表示されます

知能検査(ウェクスラー成人知能検査)で言語性IQと動作性IQの開きが激しい場合は、発達障害を疑ったり、当人へ特別な支援が必要とされている。

動作性IQがわからない。このウェクスラー成人知能検査のwikiでわかった。

動作性検査とは、
絵画完成→視覚的細部を素早く感知する能力。
符号→視覚的-運動協応、運動と心のスピード。
積木模様→空間認知、視覚的抽象処理、問題解決力。行列推理非言語的抽象課題解決力、帰納的推理、空間推理。
絵画配列→論理/逐次的推理、社会見識。
記号探し→視覚認知、スピード。
組合せ→視覚分析、統合、組み立て。

なるほど。私のイメージしているIQテストの一部と同じ。文系↔️理系とか、国語↔️図工のようなイメージであってるのかな。
これは難しい。これで、発達障害かどうかの判断が可能なのか??言語力がめちゃくちゃ高くて、絵が描けない子供は発達障害者になってしまわないかな?

腑に落ちない。少し、他のもっと分かりやすい情報を探した。

腑に落ちた記事が見つかった。分かりやすい「言語性知能と動作性知能の違い」の説明。

上智大卒、新人賞受賞作家なのに、あらゆる場面で「戦力外通告」、大人の発達障害のリアルを本人が綴る

引用始まり

引用終わり

私が理解できるのは、自分にそのような似た経験があるからだ。

だいぶ「発達障害」に関する理解が深まったかもしれない。

最後まで読んで頂いた方が仮にいた場合は、ありがとうございました。

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コメント

  1. […] 前回のVOL.2の続編です。 […]

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